世論派による政権が樹立されて以降、空想国会での右翼政党の衰退を嘆く声は日に日に勢いを増している。それこそトランプ大統領を好きそうな一部の層からは「世論派は不正をしている!」という意見もあったりするが、国民の声を聞くとやはり右翼政党を危険視するような考え方や左翼政党を支持する意見が強い。私(筆者)はつい最近、それを実体験で知ることになった。それも空想国会を飛び出して、現実世界で、だ。
私が右翼政党に警鐘を鳴らす意見を聞いたのはとある学校、つまり教育現場でのことだ。この学校では理論的な座学と、それを実践する実技で構成されており、これらを全てクリアすると国家試験を受けることができる。
その教育課程の実技で、なんか話し方がめっちゃリダクルに似ている教師から、私は思わぬ言葉を聞いた。
彼は開口一番「男は左寄りだよ」と政治思想と性的属性を結びつける発言を投げかけた。また授業中は何度も私の手元を見ては「左に寄りなさい」と言ったり、「左にしないと」と私の思想を正すかのような発言を繰り返した。
なぜ左でなければならないのか。私は純粋に気になり聞いてみると、「基本的には左だよね」と言葉を濁す。しかしそのあと、彼はさらに衝撃の発言をしてきた。
「右だと自分が事故を起こしたり、人を巻き込む危険性があるから」。そう、彼は頭ごなしに左翼を褒めていたわけではなく、かつてのヒトラーや軍国主義が生み出した悲惨な結末を危惧していて我々に警鐘を鳴らしていたのだ。実際に彼は「大事なところでは鳴らすべき。」とも意味ありげに語っていたので、この見立てで合っているだろう。
右翼政党が国民の理解を得るには、まずは自分たちが危険ではないことをアピールしなければならないのだろう。そういった気づきを与えてくれる経験をした。
0コメント