[論説]全権委任規約、命なき規約産む轍踏むな

 今日午後、一部議員により提出された全権委任規約が多くの空想国会関係者の間で議論を呼んでいる。規約には「空想国会における選挙制度の改革の為必要な全ての権限をにはえる皇帝に付与する」とあり、空想国会会員が有する規約制定権を奪う規約だ。
 そもそも空想国会の規約は、最高規約18-1「法律案・規約案は、いかなる場合であっても、両方の議会において審議と議決が実施されなければならない」により、議会での成立が必要であり、全権委任を企図する場合はこの規約を改正しなければならないというハードルがある。
 そしてこのようなハードルは、かつて規約制定権が事務局長に委任され、事務局長が自由に規約を変更し空想国会が暗黒時代に入った反省から生まれている。
 何より、規約が個人の手に渡った後に、その制定権を再び議会の手に戻すまでにどのような苦労があったか。今の規約はその先人の辛苦の結果と言ってもいい。
 そして1番大切なことは、規約制定という責任重大なものこそ、各成員が全員で協力し、その負担を按分し、皆で作り上げることで命が通った規約になるということだ。
 空想国会はこれまでも、これからも命なき規約を作ってはならない。

実話KUSOタブー

社会不適合者のための大衆紙。

0コメント

  • 1000 / 1000