【空国馬券】ミシマ「デムーロ」、白石「サインで」

 一年の締めくくりに相応しいイベントといえば、明日発走の有馬記念以外にないだろう。我々タブー編集部は、買えもしないのにニチャニチャしてる未成年に代わって大胆予想を行った。

ミシマ予想

デムーロに勝機あり

 順当に考えればクロノジェネシスかエフフォーリアであろう。しかしそれでは面白くないので他の馬を探す。
 まず菊花賞馬のタイトルホルダーであるが、大外16番はこれまでほとんど馬券に絡むことがない「死の枠」である。菊花賞で勝ちを収めた鞍上も、今回はエフフォーリアの背だ。消しで良いだろう。
有馬記念というのは3歳馬が勝ちやすいレースである。エフフォーリアはここでは語らないとして、他に勝機があるとすればステラヴェローチェを推す。特に皐月賞馬は傾向としても有馬記念で好走しやすい。
 同じく皐月賞2着のタイトルホルダーと比べ、枠や展開に恵まれた状況になると考える。おそらくエフフォーリアと最終直線でたたき合うのは間違いない。血統としても、昨年の覇者クロノジェネシスと同じバゴ産駒であり、適性は申し分ない。
 鞍上に関してもM.デムーロに乗り替わりとなる。大外からの強襲を得意技とするM.デムーロと驚異の末脚を繰り出すステラヴェローチェのコンビは、まさしく鬼に金棒と言えよう。
 馬券内に入る他の馬についても見てみよう。エフフォーリアやクロノジェネシスは省略するとして、注文すべきはやはりディープボンドとウインキートス、そしてペルシアンナイトだろう。
 まずディープボンドだが、ステイヤーに分がある有馬記念において阪神大賞典や天皇賞春で好走している成績は評価できる。クロノジェネシスと比べ、海外帰りの疲れが見受けられないのも良い。
 不安点は中山の成績が悪く、また鞍上の能力についても馬券内にできるかどうか、この2点となる。
ウインキートスはゴールドシップ産駒で血統・適性ともに申し分なし。
 特筆すべきはその中山巧者振りで、2-5-1-2と好走を続けている。芝2500mに限れば4戦1勝2着2回。また、2500mの重賞勝利経験があることも捨てがたい。おそらく2着か3着に飛び込む可能性が最も高い馬と考えられる。
 やはり不安点は鞍上であるが、得意の中山でそれをカバーできるかどうかが焦点になる。
 最後にペルシアンナイトだが、有馬記念は外国人騎手が極めて好走しやすいレースである。特に短期免許の外国人騎手は「買い」だ。今回の出走馬でそれを満たすのはペルシアンナイトただ一頭である。
最内1枠1番を引き当てたのは大きいだろう。人気順通りに決着しない有馬記念において、波乱を起こすのは間違いなくこの馬ではないか。

◎ステラヴェローチェ
〇クロノジェネシス
▲エフフォーリア
△ディープボンド
△ウインキートス
☆ペルシアンナイト

白石予想

面倒ごとは嫌や!サインで1発を

 一年の締めくくりと言われる有馬記念。今年から競馬を始めた私にとってはとりあえずここでニッコニコ笑顔で勝って勝利と決めたいところ。昔から有馬記念といえば「世相馬券」と言われるくらいにその年のネタを反映することもあり得るので、私はもうそれに全部を委ねたい。

 まずは今年の漢字から。「金」とくればそう、まさに2012年「金」な感じで優勝した"ゴールド"シップ産であるウインキートスに1票。しかもウインキートスは2200〜2600の芝で結構勝利も重ねているし実力十分。名前の由来はフィンランド語で「ありがとう」是非勝ってこの言葉を投げかけたい。
 それでいうならメロディーレーンも外せない。父をステイ"ゴールド"に持つこの馬は芝2600〜3000の辺りで1着の経験あり。複勝か絡ませに行くならもしかして?

 次は有名人から。ショウタイム!でお馴染みのオータニサンのエンゼルスの色は赤。そういえば映画「糸」で共演した小松菜奈と菅田将暉も結婚。そうとくれば運命の"アカイイト"しかないだろう。実力十分、気合十分の一頭。なんだって私が買ったエリザベス女王杯で勝たせてくれたし、是非推していきたい。

 実は野球で推すならこの一択。オータニサンの常識破りな全米でのタイトル総舐め。そして前年最下位ヤクルトの優勝!競馬で常識を破るなら外枠16番の逆転優勝、しかもそこにくるのはタイトルホルダー。直近も芝2000〜3000で上位3着が多いし、ここはひと勝負あるか。

 ミシマ予想に比べれば随分と賭けに出たようなサイン馬券。しかし驚くなかれ。かつて9.11の01年ではマンハッタンカフェ・アメリカンバスが上位で大荒れ。今年の漢字が「北」になるとキタサンブラック、そして「金」でゴールドシップ。人気順通りにいかないんだから、ここは流れに身を任せ、堅実な予想はうっせぇわ、是非馬にはショータイムを演じて欲しい。

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